豆カレー「ダール」をダイエット朝ごはんに!タンパク質豊富なインド家庭料理に注目

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小粒の豆をスパイスで煮込んだインドの代表的な家庭料理「ダール」。管理栄養士の松田さんによると、タンパク質がしっかり摂れて朝ごはんにぴったりなんだとか。また、ダイエットフードとしても注目されているんだそう。イチオシ商品を教えていただきました。

イチオシスト:松田 真紀
管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。株式会社バードワークス代表取締役。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた「仲間との楽しいお酒と食事」が「無理しない、簡単なダイエット法」として好評を博し、300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』も好評発売中。

※記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

ダールとはインドの家庭料理で、ヘルシーなお豆のスープカレー

 
ダールとは?インドの家庭料理で、お豆入りのスープカレー

ダールとは?インドの家庭料理で、お豆入りのスープカレー


今、リモートが増えて菓子パンの売り上げが減り、惣菜や冷凍食品が人気とのこと。買い置きできる具沢山でお腹いっぱいになる「レトルトスープ&おかゆ」で、温活朝ごはんを摂り入れてみるのはいかがでしょうか? 私のおすすめは「ダール」です。

「ダール」とは、レンズ豆やひよこ豆など小粒の豆をスパイスで煮込んだインドの代表的な家庭料理で、豆入りのスープカレーのような食べ物です。豆は、肉に代わるタンパク源として重要な食材。 肉や魚などを使わず、スパイスはたっぷり、菜食主義の人が多いインドらしい料理です。

まだ日本ではなじみがないし、手作りするのはちょっと……と思うかもしれませんが、実は市販のレトルト食品も増えつつあり、ヘルシー系のスーパーやコンビニでの取り扱いも◎。手軽な朝ごはんとして、摂り入れやすくなってきています!

 

朝ごはんにダールがおすすめの理由

・不足しがちな「朝タンパク質」をチャージ。筋肉合成のスイッチを入れる
朝のタンパク質摂取は、1日の筋肉合成のスイッチを入れる重要な役割。しかし、現代では男女ともに日本人の8割以上の人が不足しているそう。良質な豆のたんぱく質は体を温め、脳の認知機能を助けるほか、1日の代謝を高めます。

・デトックスのゴールデンタイムを効率的に
朝10時~11時は体の解毒、排出が活発なデトックスタイム。ダールの朝ごはんなら、豊富な食物繊維を摂取できます。さらにスパイスを加えると腸の活動が活発になりますよ。

・朝から体を温め脂肪燃焼アップのスイッチオン
ダールに使われるスパイスには、体を目覚めさせる効果が。代謝促進させ、ポカポカと体を温めます。特に、「クミン」は脂肪燃焼効果を期待できます。体温が1度上がると11%基礎代謝がアップ! 手足の朝冷えに悩む人にうれしい朝ごはんですね。

・脳の働きをアップ! 「レシチン」
豆に含まれるレシチンは、脳の働きを活発化させ、記憶力や集中力を高める効果があると言われ、「脳の栄養素」とも呼ばれています。

・やる気が出る、ワーキングメモリーにも影響するドーパミンの原料「カゼイン」
ドーパミンは、生きるために必要なやる気を促し、幸福感をアップしてくれるホルモン。達成感や快感、喜び、感動などももたらします。また、ドーパミンは、仕事や学習などに必要な情報を一時的に記憶・処理する能力である「ワーキングメモリー」にも影響を与えます。ドーパミンの分泌が活性化されることで、学習能力や仕事能率がアップ!

ドーパミンの原料となるのはチロシンというアミノ酸で、最も多く含んでいるのは乳製品です。中でもチーズがポピュラーですが、植物性食材では豆がトップ。最も多いのは大豆ですが、比較的タンパク質量の多いひよこ豆にも多く含まれます。

 

一緒に食べるなら、全粒粉パンや全粒粉クラッカー、発酵玄米ご飯を

 
ダールとは?インドの家庭料理で、お豆入りのスープカレー

さらっとしたダールは、玄米や胚芽米、全粒粉のパンなどは、ダールと相性抜群


朝食で摂取したいのが代謝促進のビタミンB1。これらが豊富な玄米や胚芽米、全粒粉のパンなどは、ダールと相性抜群です。

また、ダールによく使われるにんにく、たまねぎ、ニラなどの香り成分であるアリシンは、ビタミンB1と結合すると水に溶けにくくなり、長時間にわたる効果が期待できます。

ここからは、イチオシのダール製品をご紹介します。

 

ロート製薬「ダルーラ スパイシーオニオン」

ロート製薬「ダルーラ スパイシーオニオン」(出典:Amazon)

ロート製薬「ダルーラ スパイシーオニオン」(出典:Amazon)

オーガニックのひよこ豆とレンズ豆を使用した「ダルーラ スパイシーオニオン」。辛くないためご飯やパンがほしくならず、ヘルシーに食べられます。スパイスとたまねぎのアリシンの相乗効果で体を温め、代謝アップ! ダイエット中にぴったりです。

電子レンジ(500W)なら1分半と作り方も簡単。まるでゆでたてのじゃがいものような、豆本来のほくほく食感を楽しめます。「ダルーラ」シリーズは、どれも200kcal以下ながら満足感たっぷり。成城石井などスーパーでも手軽に購入できます。
 
DATA
ロート製薬┃ダルーラ スパイシーオニオン

原材料:たまねぎ(国産)、有機レンズ豆、有機ひよこ豆、大豆油(大豆を含む)、食塩、生姜ペースト、にんにくペースト、砂糖、香辛料/香料(小麦・大豆由来)、乳化剤、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタン)
内容量:160g

 

チャヤ マクロビオティックス「豆カレー\3種のお豆がお口の中でホクホク/」

 
チャヤ マクロビオティックス「豆カレー\3種のお豆がお口の中でホクホク/」(出典:Amazon)

チャヤ マクロビオティックス「豆カレー\3種のお豆がお口の中でホクホク/」(出典:Amazon)

人気のチャヤ マクロビオティックスから登場した「豆カレー」もダールの一種。名前の通り、有機栽培のひよこ豆、レンズ豆を使用。体を温めるカレーは朝食向きで、ダイエットの味方でもあるんです。香ばしくてダイエット効果の高い全粒粉クラッカーや、全粒粉パンとの相性抜群。ナチュラルローソンなどでも購入できますよ。
 
DATA
チャヤ マクロビオティックス┃豆カレー\3種のお豆がお口の中でホクホク/

原材料:野菜(人参、かぼちゃ、れんこん)、昆布だし、ローストオニオン、トマトペースト、金時豆、ココナッツミルク、ひよこ豆、大豆、てんさい糖、人参ペースト、かぼちゃペースト、オリーブ油、味噌、カレー粉、にんにくペースト、生姜ペースト、野菜ブイヨン、白菜エキス、醗酵調味料、小麦粉、野菜エキス、酵母エキス、馬鈴薯でん粉、食塩、香辛料、醤油、米酢
内容量:200g

 

無印良品「素材を生かしたカレー ダール(豆のカレー)」

 
無印良品 素材を活かしたカレー ダール

無印良品「素材を生かしたカレー ダール(豆のカレー)」(画像出典:無印良品)


カレーを得意とする無印良品にも、スパイスが楽しめるな本格派な「ダール」が登場しています。食べごたえのあるひよこ豆を煮込んだ、やさしくて深みのある味わいが特徴。ボリュームもあるのでしっかり食べたい朝におすすめ!

主食が食べたくなったら雑穀米を少量追加して。活動量が多い日の朝食に食べれば、脂肪として蓄積される心配もありません。化学調味料、合成着色料、香料不使用なのもうれしいポイント。
 
DATA
無印良品┃素材を生かしたカレー ダール(豆のカレー)

内容量:180g


朝たんぱくを効率的にチャージでき、脳の働きをアップする効果が期待できるダール。ダイエット中の朝ごはんにもぴったりです。記事を参考に、まずは朝食からダールにチャレンジしてみませんか?

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。 実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。 また、全ての方への有効性を保証するものではありません。