GPS付きシューズ「うららかGPSウォーク」は認知症患者の徘かい対策の切り札かも

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さまざまな介護のなかでも大変なのが、認知症の人の見守り。徘かいがあると家族としては気が休まるときがありません。介護情報サイトを運営する横井さんが、徘かいする人を素早く見つけることができる、GPS付きシューズ「うららかGPSウォーク」を紹介してくれました。

イチオシスト:横井 孝治
2001年の夏から急に始まった両親の介護を通して、多くのことを考え、悩み、そして学んできました。現在は、正しい介護情報を多くの方々と共有するため、介護情報サイトの運営や、執筆、講演活動を行っています。2011年からは、20年以上のキャリアをもとに「販促プロモーション」ガイドにも就任しました。

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うららかGPSウォーク

使いやすさにもこだわった、シューズとしても優れたデザイン


2018年の認知症による行方不明者は約1万7千人。前年より2千人ほど増えているそうです。行方不明にならないまでも、家族が探して発見できたという人まで合わせると、その数はもっと多いことが想像できます。自分の親がフラッと出かけたまま戻ってこないなんて、誰だってイヤですよね。


そこで、介護ガイドとしてぜひおすすめしたいのがGPS付きシューズ「うららかGPSウォーク」です。

これなら万が一のときにすぐに見つけることができます。

うちの親が行方不明? そんなの絶対に避けたい!

認知症の徘かいに備えるGPS付きシューズ

GPSがついていることを本人に知らせずに使用できるのもポイント


年々増え続ける認知症による行方不明者。要介護状態になる理由の第1位が認知症で、

65歳以上の4人に1人は認知症またはその一歩手前とも言われる時代です。

そう考えると、認知症による徘かいはごく身近に起こりうると言えます。特に在宅介護の認知症患者さんは、目が行き届かない状況になると徘かいする危険性があり、注意したいものです。


GPS付きシューズは徘かい対策の切り札になるかも

スマートフォンから居場所をすぐに検索できる

スマートフォンの専用アプリで居場所を確認


対策もいろいろ考えられます。例えば玄関については、ドアに鈴をつける、センサーを付けて人が通ると知らせるなど。ほかにもGPS付きの携帯電話や、連絡先を書いた迷子札を持たせるといった対策があります。しかし、

音を聞き逃したり携帯することを忘れたりしてしまうことも。

その点、

GPS付きシューズを履いてもらうというのはかなり有効です。

もし手ぶらで出かけてもすぐに居場所を見つけることができます。



シニア向けのシューズとしても工夫がいっぱい

GPS

GPSは取り外し可能


「うららかGPSウォーク」は、かかとにGPS端末を収納、中敷きで隠れるため本人には気づかれません。スマホの専用アプリで居場所を確認することができます。また、着脱の際に足の甲のところがガバッと開く、甲の高さに合わせて自由に調整できるなど、使いやすい工夫もされています。


2015年度にはグッドデザイン賞を受賞。

いますぐGPS端末を入れなくても、普通のシニア用シューズとして使えるので、いざというときの親孝行グッズとしてもおすすめです。

DATA
株式会社トレイル┃うららかGPSウォーク

サイズ:2S~3L(21.5/22.0cm~26.5/27.0cm)

甲材:合成皮革(ポリウレタン100%)、トリコットスウェード(ポリエステル100%)

底:合成底

重さ(片足):約250g(Sサイズの場合)※GPS機器含まず

カラー:ブラック

福祉用具情報サービスTAISコード:01549-000001


※内側はさらっとしたナイロンメッシュ仕様。

※GPS機器は別売り(別契約)となります。

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