生感覚が新しい、梅林堂の生サブレ「やわらか」
映画『翔んで埼玉』のヒットも記憶に新しい埼玉。ですが、埼玉の名物というと意外と思い浮かばないもの。そこで埼玉生まれ埼玉育ちの野口裕子さんがオススメしてくださったのが、熊谷の老舗「梅林堂」の生サブレでした。
イチオシスト:野口 裕子
パリ在住。パリのトレンドや旅行記のライター、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして、ウェブをはじめ、書籍や雑誌など様々なメディアで精力的に活動中!パリに恋したガイドならではの視点が優しく、女性ファン多数。
ところで、埼玉の名物というと何が思い浮かびますか? 十万石饅頭? 草加煎餅? いずれも美味しいお菓子ですが、何とも地味なイメージ。そこで私がイチオシしたいのは、最近新しいお菓子を次々に発売している梅林堂の看板商品「やわらか」です。
和洋菓子が揃う熊谷の老舗
梅林堂は埼玉県の熊谷で150年以上続いているお菓子の老舗です。和菓子を中心に、最近では洋菓子も作っており、煎餅やあられなどの米菓子も充実しています。近年はどんどん店舗を増やしており、去年家の近所にオープンして以来、手土産を買うのに重宝しています。梅林堂のお菓子は和の素材を取り入れた洋菓子や、逆に洋の素材を取り入れた和菓子といった、“和洋折衷”菓子が多く、新しい発想の商品がその都度発売されるので、いつもお店に行くのが楽しみです。
きなことホワイトチョコレートを練り込んだサブレ
ここの看板商品と言っていいのが、やわらかい食感が特徴の生サブレ「やわらか」です。サブレ生地にきなことホワイトチョコレートを練り込んでいることから、このやわらかくてしっとりとした、それでいて深みのあるサブレに仕上がっています。おまんじゅうの発想で作られたとのことで、和風ガレットといったところでしょうか。ほかにはない、オリジナリティ溢れるお菓子です。和菓子やクッキー類が苦手な人がたまにいますが、これなら好き嫌いが少なく、安心してお土産として渡しています。実際に「とても美味しかったです」という感想をよくいただきます。ちなみに、2014年にはモンドセレクションを受賞しています。
季節の限定フレーバーも楽しみ
定番のフレーバーは、プレーン、抹茶、レーズン、いちご、みるくの5つ。私のお気に入りは、ラム酒の香りが香ばしいレーズンです。抹茶やいちごも、素材がふんだんに使われていて濃厚な味が楽しめます。また夏のミント味など、季節ごとに限定フレーバーも発売されています。埼玉に来た際には、是非立ち寄ってみてください。
DATA
梅林堂┃やわらか
内容:プレーン味、抹茶味、レーズン味など
掲載日:2021年01月01日
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