組み立てて飾るウォールアートなら、軽くて収納も楽ちん
インテリアを考えるうえで肝となるのカラーリング。松本さんがイチオシするのはオランダ生まれのウォールアートデコレーション「イクシィ」。ソファやキャビネットの後ろのぽっかり空いた壁に飾って空間を引き締めるそうです。視覚的にも機能的にも優れている、一風変わったアイテムをご紹介してくれました。
イチオシスト:松本 英恵
パーソナルカラー、色彩心理、カラートレンド(流行色)などをふまえたカラーコーディネートの提案、カラーマーケティングやカラー監修などを行っています。似合う色、売れる色をテーマにしたコラムや講演もご好評いただいています。著書に『人を動かす「色」の科学』(サイエンス・アイ新書)などがあります。
生活の中で本格的なアートを気軽に楽しみたいという方が増えています。額やパネルを飾るのが一般的ですが、日本の住宅は壁がほとんど石膏ボードのため、設置が難しい場合があります。
私のイチオシは、オランダ生まれのウォールアートデコレーション「IXXI(イクシィ)」。タイル状の絵柄を繋ぎ合わせることで、1枚のポスターのような作品に仕上がるインテリアです。
リアルで迫力のある世界的な名画などを、パズル感覚で誰でも簡単に、壁に設置できます。大きな作品もパーツに分解して小さくまとめて持ち運んだり、収納することができるので、季節や気分によって作品を取り替えるのも素敵ですね。
誰でも簡単にできる模様替え
「IXXI(イクシィ)」が生まれたのは、2010年夏。オランダの3人のデザイナーが、壁を傷付けずに装飾ができる「Xコネクタ」という装飾技術を考案。この新しい技術を活用するために、特殊な合成紙を用いたウォールアートのコレクションを開発し、「イクシィ」というブランドが誕生しました。
防水、紫外線遮断を施した20×20cmのサイズのカードを並べて繋げ、大きなウォールアートができあがります。小さなカードで構成されるため、ポスターのように丸めて保管する必要がなく、専用の箱に入れて収納することができるのがメリットです。また、壁を傷付けずに誰でも簡単に設置ができ、設置場所を選びません。そのため、貼って剥がせる壁紙やウォールステッカーよりも、手軽に模様替えを楽しめます。
ウォールアートで楽しむ色のイメージと効果
「イクシィ」は、アムステルダム国立美術館、ディズニーなど、有名なブランドと正式ライセンスを結び、さまざまなコレクションをリーズナブルな価格で提供しています。
オレンジ、イエロー、グリーンなどのビタミンカラーで彩られたミッフィーのシリーズは、子ども部屋はもちろん、家族で会話を楽しむダイニングルームにも適していますし、ミッキーマウスのシリーズは、モノトーンやピクセルなどインテリアに取り入れやすいように趣向を凝らしてあります。
ベストセラーのBanana Leafは、グリーンの濃淡を全面にあしらってあり、リビングに飾るとリゾードのようなムードを演出してくれるでしょう。
DATA
FREDJAPAN|イクシィ
サイズ:スモール/100×80cm、ミディアム/160×120cm、ラージ/220×200cm
※デザインによりサイズ展開が異なります。
掲載日:2019年05月15日
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