40代夫婦におすすめの避妊方法「IUS(ミレーナ)」いつまで避妊は必要?

いつまで何歳まで避妊が必要なのか悩む方は多いですが、40代であっても避妊は必須。産婦人科医の清水なほみさんによれば、子どもを生み終わった40代の女性には、コンドームやピルよりも「ホルモン付加子宮内避妊具(IUS)」がお薦めなのだとか。おすすめの理由は、高い避妊効果のほかに、月経困難や月経不順を緩和する効果も期待できるからなのだとか。

イチオシスト:清水 なほみ
女性医療ネットワーク発起人・NPO法人ティーンズサポート理事長。日本産婦人科学会専門医で、現在はポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。清水(須藤)なほみ。病院に行きづらいという患者さんの悩みを、現役医師の知識を活かしてサポートします。

子育てを終えた40代夫婦の避妊はいつまで&何歳までするべき?

IUS,ミレーナ

40代女性にお薦めの避妊法

40代に入ると、「もう妊娠はしないだろう」と避妊がおろそかになってしまうご夫婦もいらっしゃいますが、実は全妊娠例に対する中絶の割合は10代と40代がほぼ同等なのです。つまり、40代であっても妊娠することはありますし、妊娠を希望していないのならば、確実な避妊が必要なのです。

IUSとは?高い避妊効果と同時に月経不順の緩和も期待できる

「もう子どもは産み終わったし、40歳も過ぎたし、今後はずっと妊娠は希望しないわ」という方にお勧めの避妊法が「子宮内避妊具」です。子宮内に2、3cm程度の大きさの避妊用器具を入れることで、99%という高い避妊効果が得られるものです。

この子宮内避妊具には「銅付ホルモン付加子宮内避妊具(IUD)」と「ホルモン付加子宮内避妊具(IUS)」があります。前者のIUDは挿入することで月経量が増えたり月経期間が長引くことがあります。

一方、IUSは柄の部分に黄体ホルモンが含まれており、子宮内にこのホルモンが持続的に作用して、子宮内膜の厚みを薄く保ってくれます。このため、月経量が減ったり月経痛が軽くなったりという治療効果も期待できます。

閉経が近づくと、急に月経量が増えたり、月経不順に伴ってまとまってどっと出血したりすることがありますが、IUSを入れることでほぼ確実に避妊できるだけでなく、このような月経量の変動や月経痛の緩和も期待できるのです。
 

IUSは、一度入れれば5年間効果が持続できるのでおすすめ

 
IUS

IUS


IUSは 一度入れると5年間効き目が持続し、その間は年に1回の定期検査を受けるだけで済みます。ピルのように毎日服用する手間もありませんし、年齢とともにリスクが上がる血栓症のリスク低下も期待できます。

挿入してしばらくは不正出血が続くことがあります。また、まれにですが挿入後に位置がズレたりなどIUSが適さない方もいらっしゃいます。

こうした点を鑑みても、40代の避妊法としてメリットの多いIUS。避妊も月経も自分の手でしっかりコントロールしていきたい!という方は、一度婦人科で相談してみてはいかがでしょうか?

費用は、避妊目的の場合は自費となり4、5万円程度、月経困難緩和の目的であれば保険適用となり約1万1000円程度となります。

掲載日:2019年02月17日

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